銅版画作家としての人気はもとより、トークショーを開けば、会場では多くの女性が憧れのまなざしを向ける。精力的な作品発表にとどまらず、装幀や絵本、アクセサリー・食器・衣装のデザイン、壁画制作など創作は多岐に渡っている。こうした山本容子の作家としてのスタンスは、これから作家をめざす者に一つの指針を示してくれている。
佐々木豊(ささきゆたか) 1935年(昭和10年)名古屋市に生まれ。 愛知県立旭が丘高校美術科、東京芸術大学油画科、同専攻科卒業。1992年、第15回東郷青児賞を受賞。国画会会員、講談社フェーマススクールズアドバイザー。主な著書に「浮気な女たち」、「構図と色彩」、「はじめてのクロッキー」、「絵に描けなかった絵の話」・「泥棒美術学校」・「画風泥棒」・「プロ美術家になる!」(芸術新聞社刊)「佐々木豊画集−悦楽と不安と−」(求龍堂)など多数。