ここ数年、ブリーフ姿の男の子の作品などを描いている日野之彦さん。昨年2005年度のVOCA賞を受賞し一躍注目をあつめました。それから約1年ほどたち、受賞後最初の個展をガレリア・グラフィカで開催した日野さんに、現在の状況や今後の予定についてお話をうかがってきました。
●昨年VOCA賞を受賞してから何か変化はありましたか?学校で美術を教えていると以前うかがいましたが、そちらのほうも特にかわりはありませんか? 日野:周りは変わったと思います。自分ではあまり変わらないかな、と。高校で美術の臨時講師をしているんですが、それは今年の4月で契約が終了します。少子化で生徒数が減って、先生も減らさなければならなくて。音楽と美術の選択科目だったんですが、芸術は音楽のみでいいということで…4月から無職になります。 ●音楽のみでいいというのも乱暴なような。授業はどんなふうにしているんですか?