1967年金沢市生まれの佐藤俊介は、現在出身校でもある金沢美術工芸大の准教授として、後輩の指導にもあたる期待の俊英日本画家である。現代における日本画とは、コンピュータという情報機器を創作に生かすにはどのようにすれば良いのかなど、時々刻々変容する環境を繊細な感覚で捉えて作品に反映させようと模索しているようだ。