現在、ニューヨークにアトリエを構え、世界を舞台に活躍している千住博。 華やかにデビューを飾り、日本画家として、全く類型にない足跡を確実に歩み続けていると誰もが認識してしまうほど、千住はエネルギッシュで、しなやかだ。そんな彼の辞書にも挫折や苦悩の文字が在ったこと、たゆまぬ努力の結果であることを、佐々木豊氏が軽妙な会話の応酬からあぶり出す。