東京芸術大学卒業後、1971年イタリアに留学。フレスコ画の基礎を学び帰国。その後、1974年当時史上最年少で「安井賞」を受賞、一躍人気作家に躍り出た絹谷幸二。そして、独自の画風で、現在まで日本洋画界のスーパースターであり続けている。その絹谷を天才と呼んではばからない洋画界の奇才佐々木豊が、その天才たる所以、人気作家の奥義をあぶり出す。