安達:文字はわずかですね。その日にあったことをさっと描いています。普段はその日の絵しかみてないんですけど、昨年駒ヶ根高原美術館という所で個展をやった時に初めて二年分くらいまとめて見てみたんですよ、ばっと広げてね。そうしたら頭で考えてることって手に伝わってるんですね。広げてみると自分の日々の心情の変化がわかるんですよ。面白くて。やっぱり少しづつ毎日変わっているんですよ。今の話はそれを言いたかったんです。
金井:そうですよね。日記実は僕も書いていました。自分のホームページで毎日書いていましたけど。
安達:全然更新されてないよね(笑)。勝手に忙しいんだろうなと推測しています。
金井:そんなことないけど(笑)。だから安達さんの絵日記の方が有用ですよね、毎日描いているなんてたいしたもんです。
安達:いやいや。こうした(作品での)表現では僕は描きなぐれないけど、水彩はすぐ描けるからバランス取ってるのかもしれません。金井さんもそうじゃない?しっかりつくり込んでいくタイプだと思うんだけど。
金井:そうですね。
安達:独立展の会場で見ていても金井さんの絵ってぱっとすぐ見つけられる。
金井:ふっと思ったんだけど、だんだん新鋭作家って言われなくなってきたね(笑)。
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