|
こういう装丁でしたか!しばらく前からさがし求めていた。須貝正義『大佛次郎と「苦楽」の時代』。顔の主人公は大佛次郎? 手にする2つの面は「苦」と「楽」。ちなみに「苦楽」の英訳は「LIFE」とのこと。 |
|
眼鏡をかけた中年の男が両手で二つの面を手にしている。面の表情をみると、なるほど「苦」と「楽」か。とすると、それを手にする人物は著者?いや大佛次郎に似ている。
描くは大佛次郎同様、当時の鎌倉文化人の一人でもあった漫画家・横山隆一。
うれしいですねぇ、編集者Nさんの、こういう心づかい。それにしても、ぼくなりに覚えたてのネットで、この本をさがしたはずだったんだけどなぁ。版元の紅書房にも連絡したし。
そこで、ぼくは、いまさらながら、学習した。
(だったら、いま取り上げている「漫画讀本」の創刊号も『日本の古本屋』で入手できるかも。それから、ついでに終刊号も……)と思って検索すると、「漫画讀本」のバックナンバーがダーッと並ぶ中に、やおら、昭和29(1954)年12月の創刊号と、昭和45(1970)年9月の終刊号まで出てくるじゃありませんか! |
|