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久々に訪れたニューヨーク。僕の記憶にあったあの頃より、少し華やかになり、危険性はずいぶん薄らいで見えました。僕が初めて旅行した90年ごろと比べると、雲泥の差と言えるかも知れません。
94年〜95年、家族で一年暮らした後、99年にもニューヨークへは行ったのですが、それは同じくDILLONギャラリーで展覧会を開催するためのものでした。そのころすでに、ギャラリーの多くはチェルシーに移り、ソーホーはファッション街に変わろうとしていましたが、DILLONギャラリーは、まだソーホーにあって、他にもギャラリーは沢山残っていました。
そして、今回、ソーホーへ行ってみると、遂に、完全なるファッション街に変貌していたのです。例えば、当時有名な画廊の一つだった『OKハリス』が、そのままの名前でブティックに変わっていたのは、象徴的でとても感慨深いことでした。
「本当に時代は変わるのだな。無常なのだな。」と、つくづく思いました。 |
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