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●はあ。演奏されるんですか?
傍嶋:専門的じゃあないのですが。好きな友達とよく一緒にやってます。叩いてみますか?
●いいですか?じつはちょっと気になってたんです。(ニマニマ)あ、重い!焼き物だからかな?
タイコ:ぽん・ぽん・ぽぽん・とて・んぽ……。
●やあ、比較的硬質で締まった音が……。面白いですねえ。けど、難しいなあ。傍嶋さんの作品のにぎやかさって、アフリカがルーツだったんですね。
傍嶋:そうじゃないですね。そういう意味では、南米系のほうが好きですね……。マヤ文明なんかも好きです。
●ああ、言われてみれば。ソンブレロみたいなのをかぶった男もいますねえ。それじゃ、このにぎやかさは、もっと南下して「リオのカーニバル」?
傍嶋:子供の落書きに戻したいんですよ。無心に描くことによって、自分の内面を出したいんです。そのために夢日記を付けてみたり。だから、思いついたものが、どんどん画面に広がっていくんです。みんなそうかもしれませんが、世間体とかかぶった自分と、その奥の自分とがいますよね。作品では、あまり世間体の自分がでてくるとだめなんです。最近では、お互いが相談しあって、うまく調整を付けているみたいですね。「ここんとこ、どう?」「もうちょっとさあ……」。なんてね。
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