赤い実の植物の名前を母に聞いたら、千両か万両ではと教えてくれた。その名は私も聞いたことがあるし、縁起物なので正月に使うことも多い。調べていくと、どうもこれは百両らしいとなった。百両の正確な名前は百両金、別名:カラタチバナ。更に十両や一両もあることがわかった。いずれも小さな赤い実を付ける植物だが、葉の形状や実の付き方などで判別できる。千両は上向きに実がなるので鳥に食べられてしまうが,万両は葉の下に重く垂れ下がるように実がなるので、鳥の被害にも遭わず実がたくさん残る。やはり万両が目出たいのだ! この話にはオチがある。百両と一応結論が
ついたが、仕事柄、検証をしなければと農家の方に確認したら「それは南天だよ」と。アチャ…。南天は音(オン)が「難が転ずる」ことから縁起の良い木とされる。赤飯に乗っているのも南天の葉だ。植物音痴の私だが、ひょんなことから正月早々勉強させてもらった。
万両・千両……
http://www.azami.sakura.ne.jp/hana/zoku/manryo.htm
南天……………
http://ja.wikipedia.org/wiki/ナンテン