相変わらず小布施通いが続いています。地図とは直接関係ありませんが、小布施を知るうえで欠かせない伝統行事「安市」の祭りを見て来ました。かつての「六斎市」の名残で、稚児行列や花火、そして皇大神社でのだるま市…メインイベントは火渡りの神事。真っ赤に燃え立つ炭の上を歩いて渡るもの。皆さん寡黙に渡っていましたが、ありゃ確実に熱いよね、絶対!
安市の夜は、農家民泊で今までに何回も泊まった利根川さん宅にお世話に。奥さんの成子さんはこれまた料理が上手。この日も食べきれないほどの手料理がテーブルに並びました。 食後は、成子さんの提案で野沢温泉の「火まつり」に連れて行っていただきました。「道祖神まつり」とも呼ばれるこの祭りは、日本三大火祭りの1つだそうです。数日かけて作られた木組みの社殿をめぐり、松明で火をつけようとする村民と、社殿を守る厄年の男たちの攻防戦が見ものです。最後には社殿に火が入り、大きな炎となって崩れゆく様は圧巻。予備知識がないままの私は、この祭りの意味は何だろうと、先人が作り上げて来た祭りへの思いを漠然と噛み締めていました。それにしても外国人の観光客の多い事。多いのはいいのだけれど、やたら興奮気味に無意味に大声で騒ぐさまにはちょっと興醒め。「お前らウルせぃ〜、これは神事なんだぞ!」と言ってやりたかったです。 ※野沢温泉村「火まつり」 http://www.nozawa.jp/cgi-bin/blog/log/eid180.html
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