皆さんは横浜の南区ってご存知ですか? 横浜球場や中華街、元町、関内…のある中区の隣にある区です。古くからの商店街もあり、下町の雰囲気が残るイイ感じのエリアです。この南区の商店街地図が4月に完成し、現在も南区役所等で配布されていると思います。さて、その南区には大岡川という川が区の中心を流れ、桜の時期には大勢の花見客で賑わいます。桜の時期にネットを覗けば、そりゃたくさんの方々が桜の写真をご披露していました。それにしても桜ばっかり。う〜〜〜ん、旬の桜は確かに美しいのですが、私的にはもう少し違ったアングルの絵がほしいな〜と、思いました。最近の私の注目は「橋」。橋はいいですよ〜。よく建築家でイスのデザインに凝る方がいますが、橋にも同じようなデザイン性があり、機能としてはシンプルだけど、それ故に奥が深いんですね。大岡川に架かる橋も表情がさまざま。欄干、親柱、照明灯…。みな同じようでいて、設計者のこだわりやセンスが微妙に形に表れます。
まち歩き教室で先日訪れた「旅の図書館」。皆さんここをご存知ですか? JR東京駅八重洲北口を出て左に折れてすぐの所、第2鉄鋼ビルの地下1階にあります。名前からも想像がつきますが、旅に関する書籍3万冊が揃う専門の図書館です。日本や世界各国の旅行雑誌から地図、ガイドブック、果ては航空会社の機内誌、パンフレットまでと、旅好きにはたまらな〜い施設です。入館無料。もちろん普通の図書館と同じように、選んだ本をゆっくり閲覧できるデスクがあり、コピーサービス(有料)もあります。ほかに、観光や旅に関するセミナー・シンポジウムや講座の開催…実は私も昨年、ここで講座(講演)をおこないましたが、そのような事業も開催しています。さらに、自主研究や出版物の発刊なども。皆さんも、是非1度訪ねてみてください。こういう穴場的な施設が、東京駅からすぐの所にあるなんて、本当に私たちは知らないことが多すぎます。こういう所で、脳みそにもまち歩きをしてもらいましょう…。
美しいとは? 3月にテレビ仕事で訪れた神奈川県・根府川(小田原の先)。こういう景色を見るとカメラのシャッターを切ったり、じっと見入ったり。でも、何故…? 私がそんな疑問を持つことが皆さんにとっては「何故?」なのかもしれませんが、人は何故こういう風景に見入ってしまうのでしょう? どの国の人も同じようにこの風景を美しいと感じ立ちすくむでしょう。では、美しいとは何? どうしてこれが美しい? その根拠が知りたいと思う今日この頃。どなたかご存知の方、教えてください。
植物の意志 その根府川のミカン畑を取材しましたが、急勾配に作られたミカン畑ゆえ、こんな光景も発見しました。普段、私たちはこういう野の花を上から見ますが、坂のおかげでこんなアングルから見ることができました。そしたら、この花たちの「意志」が見えました。上から見ていると、私たちに笑顔を向けてかわいらしく咲いているようにしか見えません。でも、この位置から見ると、彼らが天に向かってスクッと背伸びしているようです。ある種の緊張感さえ感じます。エネルギーの方向性も見えます。名もない路傍の花ではなく、強い「意志」をもった有機的な形が見えました。 |