東京で生まれて育った私は東京が故郷。他人様が「東京は空気が悪くって」とおっしゃいますが、余計なお世話です。生まれながらに都市環境で育った者には、“刷り込み”現象ゆえに、汚い空気も懐かしい味なのです。そんな私が、空気のいい小布施(長野県)の農村部の地図づくりに関わり、たびたび小布施を訪れていますが、この田舎がとても興味深いんです。小布施は北斎や栗菓子、そして花で有名ですが、それに新しいキーワードが加わります…カントリー・ウォーク。田舎歩きですね。ここで見つけた面白いモノをいくつか紹介します。
しょっぱな「これは何じゃ?」でしょ。写真1は、ビニールハウスを地面に立てる時に使う杭のようなものらしいですが、その錆びた鉄屑。こういうの見ると私ゾクゾクしますね〜。これで何か作れそうじゃありませんか。知り合いに数名のアーティストがいますが、彼らの手にかかればこの鉄屑も美しいアート作品になるでしょう。
次に見つけたのが写真2の道具。
ここでクイズ:この道具は何に使うものでしょうか? 道具を持っているこのお兄さんのいでたちから、新種の格闘技?と思いきや…回答はこのページの最後にあります。
他にもたくさんの面白いメッケモンがありますが、それ以外にも、小布施農村部にはもっと珍しくて貴重なモノがあるんです。でも、それは目に見えにくいモノなんですね。まちや村を歩いていると、最初は珍しいモノに出会い、そこを糸口に徐々にその地域の貴重な宝が見えて来ます。小布施のそれは複雑で大きくて、まだ全貌が見えていません。 |