墨 ニュークラシック・シリーズ
昭和の書の巨人の業績を1冊にまとめ、
後世につなげていくことを目的として刊行される、 シリーズ第12弾!
津金隺仙を語らずして、戦後の書道史は語れない。日展に書部門が参加すると連続特選、 初の日展文部大臣賞受賞、という華やかな受賞歴だけではない。王羲之を基調とし「不調和の美」と評されつつも、苦闘しつつ切り拓かれた隺仙の世界は、東洋の芸術の生命を汲み取り、独自の道を志向するものだった。
【本書の内容】
- 津金隺仙作品選
- 資料
- 津金隺仙の言葉
創作への道程、書道閑話、王右軍について(談書会席上)、
晩春の午後、ふるさとへの便り
- 歴訪・津金隺仙氏 安藤搨石
- 津金さんをしのぶ 西川 寧
- 読まれなかった弔詞 安藤搨石
- 津金隺仙『述志』 田宮文平
- 隺仙 自由奔放で飄逸 菅原教夫
- フォトアルバム
- 年譜