かな連綿字典
関口研二・編
かな連綿の精粋、
二八〇〇余の図版による、
画期的にして本格的な字典!
日本文化の華、「かな」は平安時代に進化し、美しく開花した。
そこで多く用いられたのが、文字を連ねる「連綿」であった。
これをマスターすることで、読み、書き、理解は容易になる。
本書は、多数のオリジナルから厳選した2800余で、わかりやすくていねいに構成。
かな書法の学習に役立つだけでなく、のちの時代の古文書解読の大きな助けともなる。
ロングセラー「かな字典」の編者による、渾身の姉妹編が刊行。
- 膨大な平安期の資料より厳選し、連綿線の微妙なニュアンスを再現。
- すべてのかなに字母ルビを付して、初心者でも読めるように配慮。
- 現代かな遣いでも引け、句中の語も引ける、便利で使いやすい索引。
- かな書の学習にはもちろん、古文書の原点としてその解読に有益。
- ロングセラー「かな字典」の編者による、姉妹編。
- 「はじめに」「凡例」「かな連綿字典」「索引」「資料解説」「連綿の見方」「希少字母」「同字異音の字母」「重点」「紛らわしい字母の識別」等をさらに収録。
【プロフィール】
関口研二(せきぐち・けんじ)
1947年埼玉県生まれ。東京学芸大学書道科卒業。同専攻科修了。著作に、「篆刻の実際」書苑社刊、「雅印のたのしみ」雄山閣出版刊、
「古筆の流れ」芸術新聞社刊、ほか。