山本タカトジクレー
平成耽美派という独自の世界を確立した山本タカト。その代表作3点を待望のジクレー(超高精細デジタル版画)にしました。再現性抜群の本作は、作家の物語性あふれる世界観にじっくりと浸ることのできる逸品です。
本商品は、芸術新聞社がイチ推しする現代作家の代表作を厳選し、ジクレーを手掛ける企画「蔦重プロジェクト」の第3弾です。
版画作品の技法 アーカイバル®とは
原画を絵画専用特殊スキャナーにより画像として取り組み、長期保存のための特殊顔料インクで版画用紙に吹き付けて制作する方法です。100年近い保存性を実現するとともに、日本の広範囲な湿度の変化にも耐えうる特徴を持っています。
数ある版画技法の中で最も原画に忠実な技法として認められており、さらには単なる複製に留まらない独自の芸術性を追求したものとして注目されています。本技法は、アメリカのスミソニアン美術館の豊富な原画コレクションの複製画や、国内でも数多くの版画などに採用され、高い評価を得ています。
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山羊のいる庭で
画寸:48×36cm
紙寸:43.2×35.6cm
額寸:55×42.7cm
原画制作:2021年
定価:108,900円 |
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朽ちた窓
画寸:40×30cm
紙寸:43.2×35.6cm
額寸:55×42.7cm
原画制作:2019年
定価:108,900円 |
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吸血鬼・浮遊
画寸:40×20cm
紙寸:43.2×35.6cm
額寸:55×42.7cm
原画制作:2008年
定価:108,900円 |
【プロフィール】
山本タカト(やまもと・たかと)
1960年 秋田県に生まれる。1983年 東京造形大学造形学部美術学科卒業。80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。90年代初頭から、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、小説の挿絵を描き出す。その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。以降、画集『緋色のマニエラ』『ナルシスの祭壇』『ファルマコンの蠱惑』『殉教者のためのディヴェルティメント』『ヘルマフロディトゥスの肋骨』(editions treville 刊)、エッセイ画集
『幻色のぞき窓』『山羊のいる庭で』(芸術新聞社)刊行。表紙絵・挿絵の制作、個展の開催など、意欲的な活動をつづける。現在 国際浮世絵学会会員。
HP:
http://www.yamamototakato.com/