Home人文落語家のことば 芸が生まれる現場から

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判型 : A5判 並製
頁数 : 248頁
定価 : 1,760円
発刊 : 2018年7月26日
ISBN : 978-4-87586-542-1



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落語家のことば

芸が生まれる現場から

大友浩・編著


落語がもっと面白くなる!

演芸情報誌「東京かわら版」の元編集長が落語家約118名の芸談を厳選。
高座に人生を捧げる人達の本音や葛藤から芸の神髄までが詰まった一冊です。どんな偉人の名言よりも味わい深い……それが噺家の芸談です。

▼はじめにより
「芸談」が好きだ。芸談にはなぜか、人の心を惹きつけて離さない魅力がある。そこで、噺家の芸談を集めてみた。ただし、ここでいう芸談は広い意味にとっていただきたい。厳密には芸談と言えなくとも、読み手の解釈次第で芸談になることもある。そうしたものも含めてのことである。だからタイトルは、芸談ではなく単に「ことば」とした。狭義の芸談に入らないものは、できるだけコメントを付して、芸談として味わえるようにした。コメントは、私なりの「補助線」と考えていただければありがたい。

▼主な見出し
楽屋で人から学ぶ
立つより返事
近頃の弟子入り志願
弟子は空気になれ
年下からの罵詈雑言
演じるな、語るな、しゃべれ
自己流は時間の損失
芸の苦労は苦労じゃない
とにかく書け
恥をかかねば直らない
寄席が噺家を育てる
落語をつくるのは大衆
間は才能
演者の姿が消える芸を
工夫の集積が財産になる
持ちネタを絞る
嘘のリアリティに芸がある
噺家と貧乏
芸術家に貧乏はいない
ゲン担ぎは不要
見えなくなるまでが芸
演じ手と話し手に分かれる
欠点は生きているうちは目立つ
持ちネタの数より稽古の数
機嫌よく生きる
芸が苦しみを忘れさせる


【プロフィール】
大友浩(おおとも・ひろし)
演芸研究家・文筆業。1958年東京深川生まれ。1991年から2003年まで演芸情報誌『東京かわら版』編集長。落語CDワザオギプロデューサー。USENウキウキ落語会パーソナリティ。文化庁芸術祭審査員。著書に『花は志ん朝』(河出文庫)、『噺家ライバル物語』(ソフトバンク)、共著に『落語の世界』(岩波書店)『落語のひみつ』(芸術新聞社)、『落語の黄金時代』(三省堂)等多数。趣味はリコーダーと尺八。

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