もじ笑う
石田 千・著
文字とからだ、
文字とこころ。
日常のさまざまな出来事をみつめ、
活字や町の看板がほほえむ瞬間を描き出す。
書道雑誌「墨」の好評連載に、書き下ろしを加えた待望の書籍化
目次
もじ笑う
手書きだいこん/芳名帖/きらいの芽吹き
休日の晩/夏の手紙/猫の手だより
万年筆/創造のアルファベット/御餞別
ふくらむ、ころがる
幸福な山羊/お弔い/レストラーソ
キューピーさん/一分間/おおきな窓
(雑誌「球体1〜5」「TAKEO DESK DIARY 2008」)
また笑う
あたらしい芯/わからないでね/秋の散歩
冬ごもり/御氣持ち/峠の春
鏡の国から/お盆のころ/きょうのピリオド
もじとあそぶ
(書き下ろし)
【プロフィール】
石田 千(いしだ・せん)
1968年生まれ。福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。
2001年『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞受賞。著書に『きなりの雲』(講談社)、『バスを待って』(小学館)、『きつねの遠足』(幻戯書房)、『夜明けのラジオ』(講談社)等がある。