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本の顔
PREVIEW

判型 : A5判 並製
頁数 : 144頁
定価 : 1,980円
発刊 : 2013年10月7日
装丁 : 坂川栄治+坂川朱音
  (坂川事務所)
ISBN : 978-4-87586-378-6 C0070





本の顔

本をつくるときに装丁家が考えること

坂川栄治+坂川事務所 著


「人と人とのコミュニケーションが装丁をつくる」
それを30年間、第一線で実践してきた
坂川栄治と坂川事務所による、
装丁の教科書。


作品紹介にはじまり、採用案と不採用案の比較、
打合せ当時についての担当編集者のコメントや対談など
普段あまり語られることのない舞台裏に迫り、
「装丁」を多角的にとらえた一冊です。

今までに手掛けた数千冊の中から約180冊を厳選し、
1冊の装丁ができるまでを図解した内容です。


今までに坂川さんの装丁と知らず
本の佇まいに惹かれて買った本が何冊もあった。
豊かで鮮やか。何かを創りたいと思う人、必見です。
───又吉直樹(ピース)


→Twitterでの感想

  • 山あーや @yamaaya91
    坂川栄治さん『本の顔』。仕事としての装丁を教えてくれる、身震いするほど素晴らしい本。まだ途中までしか読んでいないけど、駆け出し出版社員のバイブルにすべき本。「勉強になるから」と、紹介してくださった上司に感謝しなきゃ。しっかり読みこんでお勉強させていただきます♪
  • 青山ブックセンター @Aoyama_book
    【新刊紹介】イベントも開催する坂川栄治さんの新刊『本の顔』、巻末に早川書房の編集者・山口晶さんとの対談が掲載されています。カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』をはじめ、あの本たちができるまでの裏話、読み応えあります!(本店ささき)
    ※イベントは終了しています。
  • 小学館の本 @s_nonfiction
    【出版界の本】"ミリオンセラー仕掛け人"装丁家・坂川栄治さんの新刊『本の顔(芸術新聞社)読了。売れる本づくりの舞台裏を、ここまで微細に明かした例はほかにない!? 全編集者、いや全クリエーター必読です。
  • ばなな @booksbanana
    帰りに恵文社で買った坂川栄治『本の顔』を読みながら、このp49の国書刊行会の編集者のその後が気になる、とか思っている内に降りそこねたようです。...気になる。
    まだ『本の顔』を読んでいる。非採用になった装丁案や、装画塾での再装丁など見比べるのが楽しい。「いわばデザインの翻訳」と書かれている翻訳ものの装丁もおもしろくて、私も気に入っていた作品の装丁が「ティム・バートンの人形映画を意識して」と書かれていたのに、やっぱりかあ、などと思ったり。
  • 藤原編集室 @fujiwara_ed
    今日の話題は坂川栄治『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』(芸術新聞社)。「30年間、第一線で実践してきた坂川事務所の、装丁の教科書」
    坂川さんとの最初の仕事はカルヴィーノ『不在の騎士』(国書刊行会、1989)が最初だから、もう24年も前になる(ちょっとびっくりだ)。〈文学の冒険〉シリーズの第3回配本。全15巻のシリーズを2冊出したところで企画者のK君が他社に移籍してしまったので、急遽引き継いでの担当だった。
    当時の坂川さんの仕事場は、目黒のドレメ学院の先にあったマンションの一室で、アシスタントの前田さんと二人で雑誌や広告デザインの仕事をしていた。『本の顔』でも書かれていたように、〈文学の冒険〉の第一回、アーヴィング『ウォーターメソッドマン』(89年2月)が単行本装丁の第一号だった。
    その1か月後に出た吉本ばなな『TSUGUMI』(中央公論社)の大ヒットで、坂川事務所には若手女性作家の装丁依頼が殺到することになる。『TSUGUMI』みたいな感じで、というやつが多くていやになる、とぼやきながらも、文芸、実用書、事典、絵本と、どんどん仕事の領域をひろげていった。
    「おれは基本的にどんな仕事でも断らないことにしている」と、当時聞いたことがある。やったことのないことをやりたい、予算が少なければそれなりに、仕事は制約があったほうが楽しい、とも。
    『本の顔』をお読みいただければわかると思うが、坂川さんはひじょうに編集者に近い考え方をする装丁家だ。自分の個性やスタイルを打ち出すことより、その本にあった「顔」は何かをまず考える。本が出来て終わりではなく、その先の読者の反応や売れ行きが気になる。
  • スタンダードブックストア 茶屋町 @standardbook_c
    坂川栄治+坂川事務所『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』なんと183点もの本の装丁が!売れる本はこうして作られる。帯文はピース又吉直樹!本の作られ方を知ると、本選びが楽しくなりますよー!オススメです!
  • 小ものくん @komonokun
    興味を引く表紙があると思わず手にとってしまいますよね。『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』芸術新聞社 装丁家の人の頭の中少しのぞいてみませんか?(*´▽`*)
  • ゆづ @yh_bowline
    おはようございます。本の顔というタイトルの本が気になってる今日この頃です。
    装丁家というお仕事があります。本の表紙をデザインするお仕事です。昔一度特集で見て感動し、それ以来ずっと心に留めているお仕事です。本屋に行って装丁家のお仕事を眺めるのも楽しいです。気になる表紙が同じ人だったりすることも結構ありますよ。
  • さー @saa_honeybee
    電子書籍では味わえない表紙、カバー、しおり、そしてテカリ肌触り。中身を読まずに編集者からのメッセージを客観的にデザインするという職人魂。大好きな絵本うきわねこも手がけたと言うので感激。ネットで本を買うにはキーワードやコピー、タイトルが何よりも重要だが、書店で本を選ぶならばまず表そして背を見て中を開くか否かになる。ここに並べられた書籍たちを手に取りたいと思わずにはいられない。ついでに書体の歴史が知りたくなった。
  • ゆきしろ @yksr_kkr
    本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること 衝動買いしたけど面白かったこの本自体も赤いクラフト用紙っぽい表紙に銀の箔押しですごくぬくもりあるのにピシッときまっててかわいいよ〜〜
  • Igarin @bonbookscafe
    坂川栄治『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』装丁家を目指す人には勿論、編集者にもためになることが満載。単なる作品集ではなく坂川さんの人柄もよく出ているのは、本書の装丁をしたのが坂川さんを誰よりも知っている彼女だからですね。私が坂川さんにお世話になったのは二十数冊なり。
  • 町田尚子 naoko machida @shirakipippi
    坂川さんとこに持ち込みに行ったのは9年ほど前。初めてお仕事いただいたのは去年。『本の顔』にはその最初のお仕事である『鳥のうた、魚のうた』が掲載されてる。滑り込みでギリギリ間に合った。嬉しいー!
    装丁家 坂川栄治さんの『本の顔』出版記念パーティーで、編集のかたが「坂川さんはいつも明るい」とスピーチされた。打合わせが怖くないのは坂川さんの明るさ(オヤジギャグ)のおかげ。ホントに。
  • 松浦シオリ @bucchibi_
    先週買った坂川栄治さんの本、すっごく面白い。デザインやってる人には勉強になるし、イラストやってる人には心得にもなると思います* みなさんにもぜひ読んでいただきたいです(⌒ ⌒ )
  • 岩槻優佑 @yuu_iwatsuki
    坂川栄治氏装丁本決定版【本の顔】芸術新聞社。ピース又吉さんの帯文句「坂川さんは自分の基準を超えたうえで不特定多数の受け手を意識するプロの権化」に激しく同意。私は小さなころから本の外は中の恋人だと思ってきた。そんなことを深く思い出した。
  • 黒岩二三 @961023
    赤字待ち中に坂川栄治『本の顔』を読了。『ソフィーの世界』の超有名な装丁などを手がけられた斯界のベテラン坂川さんが語る装丁の内幕...なんだけど、全体の語り口がすごくやわらかくユーモラス。本好きの方が装丁やブックデザインの仕事がどんなものなのか知りたいときに読む本としてすごくいいかも。で、その『ソフィーの世界』に触れてるコラムがあって、装丁の話かな~と思って読みはじめたらある意味予想を斜め上に裏切る「いい話」が綴られていた。このコラムもそうだけど、全編とおして「ドヤ顔感」ゼロ。なんていうか、人間力を感じた。。
  • すずきち @suzukichi15
    村上春樹の装丁などを手掛けている坂川栄治『本の顔』が面白い。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』や『リトルシスター』の不採用案の装丁などが観れます。で、まさに「装丁の教科書」としても学べます。
  • 空犬 @sorainu1968
    今日、東京堂書店で買った本。坂川栄治さん『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』(芸術新聞社)。装丁・ブックデザインに関心のある人なら必ず手に取りたくなる1冊。オールカラーで書影が多いのもうれしい。
    坂川栄治さん『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』(芸術新聞社)、巻末の対談には、早川書房の山口晶さんも登場。坂川さんの「「装丁」術」について、実際に手がけた本の例を引きながら語っています。
  • 松野美穂 @matsunom
    (´-`).。oO(たぶん大事なことはみんなこの本に書いてある:本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること 坂川栄治
  • しんやゆうこ @shinya_yuko
    装丁家・坂川栄治さんの「本の顔」購入。佇まいから素敵だなぁ。装画塾の生徒として、ちょこっとご協力できて、よかった!うだうだしてないでいっぱい描こう!
  • 図書出版 創元社 @sogensha
    『初期アメリカ新聞コミック傑作選』でお世話になったばかりの装丁家・坂川栄治さんが新刊を上梓されました。ピース・又吉さんが帯文を。Amazonではさっそく品切れの人気。『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』
  • asd @asdsntr
    これ外見はシブいけど、内容はカラフルで装丁入門にもなるし読むとこもたくさんある楽しい本。---- 本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること 坂川栄治

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はじめに
本ができるまで
1. 装丁の依頼
2. 文字で装う
活字
描き文字
作り文字
【装丁七転び八起き】文字
3. イラストで装う
線画
ペイント
デジタル
立体
【装丁七転び八起き】イラスト
<番外編>装丁各国版
<番外編>装画塾
4. 色で装う
A(男性・中高年層)
B(男性・若年層)
C(女性・中高年層)
D(女性・若年層)
【装丁七転び八起き】色
5. 写真で装う
モノ
人物
日本文学
海外文学
【装丁七転び八起き】写真
<番外編>写真集
6. 絵本の装丁
<番外編>教材
7. 紙と印刷
紙、加工の種類
表紙、見返し、扉のレイアウト
データの作成
色校正の赤字
仕上がり見本
巻末対談1.
坂川栄治の「装丁」術
×早川書房 編集本部 山口 晶 氏
巻末対談2.
坂川栄治の「コミュニケーション」術
×講談社 幼児図書出版部 長岡香織 氏
本との話(コラム)
「版下」
「ある編集者」
「欧文書体」
「ソフイーの世界」
「イラストレーション」
「十人十色」
「写真」
「絵本」
「紙と印刷」

あとがき
【プロフィール】
坂川栄治(さかがわ えいじ )
装丁家。
雑誌『SWITCH』を創刊から4年間、アートディレクションをする。
1987年坂川事務所設立。
1993年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。
代表作に吉本ばなな『TUGUMI』(中央公論新社)J・D サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』(NHK出版)かがくいひろし『だるまさんが』など。
今まで手掛けた装丁本は4000冊を超える。 著書に『写真生活』(晶文社)、『遠別少年』(光文社文庫)、『「光の家具」照明』(TOTO出版)、 『捨てられない手紙の書き方』(ビジネス社)がある。

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