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お散歩写真概論
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判型 : A5判変型 並製
頁数 : 128頁
定価 : 1,980円
発刊 : 2012年10月20日
ISBN : 978-4-87586-295-6 C2072





お散歩写真概論

高橋美江・著

おもしろい写真の撮り方教えます!!


まちを散歩中に遭遇しているはずの、「面白、不思議、美的」風景・ものをいかに探し当て写真に収めるか? そして撮った写真読み解いてどのように自分なりのまちの魅力を発見するか? そんな問いを解決すべく、デザイナーで絵地図師・散歩屋の高橋美江さんが、実際に撮影した写真を紹介しながら、その種を明かす実用書です。

いまはやりのまち歩き。単なる名所巡りと勘違いしてはいないでしょうか。美江さんはまちの「ハレ」(=祝祭の場)ではなく、「ケ」(=日常)こそが大事だと説きます。「ケ」の中から自分だけの魅力を発見することにこそまち歩きの面白味があるのです。

カメラ術ではなくまち歩きを一層豊かなものにするための〝写真の心得〟を紹介していきます。

【目次】
■序章 散歩と写真と私と絵地図
■1章 基本編「心ワザを磨く──被写体と出会うために」
半径10mから撮り始めよう
シャッターチャンスはふと訪れる/見慣れた日常を写真にできる? /ズレ=変化に注目!

気になったら、それが被写体
FunnyとInteresting/「ハレとケ」の「ケ」に注目

ひねりを入れて飛躍しよう
鳥の目線、虫の目線で対象に迫ろう /裏側こそ意識しよう

■2章 応用編「お散歩アート──犬も歩けばアートに当たる」
アートから「まち」を知る
まちの個性は見た目にこそ現れる/思考の柔らかさが試されている?

アートは既に〝そこ〟にある
反射と影を見逃すな! /風景から色を抜き取ろう/幾何学的な模様は即アート/組み合わせの妙で美を演出

切り取って! それがアートです
抽象画を撮りまくろう!

ズレからアートが生まれる
撮影の時間差攻撃 /撮影術も駆使してずらす

■3章 実践編「ヨミトク写真──読み解いて本質に迫る」
集めるだけでも何かが見える
テーマを決めて意味を探る

平凡な風景に紛れ込んだ「意味のズレ」を探索
サインは小さな「意味のズレ」の中に/めざすはお笑い写真グランプリ!?

撮ったあとの「検証」でおもしろさを増幅…
写真の背後に意味を取り込む/検証の先に〝まちの本質と愛すべき人たち〟

■終章 アウトプットで写真を楽しむ

 column 01 七つ道具を持ち、いざ撮影へ!
 column 02 子どもに学べ
 column 03 農村部はアートの穴場ですゾ
 column 04 実録お散歩写真講座

イベント情報アーカイブ
・刊行記念イベント第3弾
 2013/2/2・19:30〜21:00 ジュンク堂書店池袋本店
「おもしろい写真の撮り方講座 ─農村部(小布施)vs 都市部(東京)─」

【プロフィール】
高橋美江(たかはし・みえ)
グラフィックデザイナー(高橋デザイン室主宰)で、絵地図師・散歩屋。1953年生まれ、武蔵野美術大学卒業。これまで全国200ヶ所以上の手描き絵地図を制作、人が気づきにくいまちの魅力に注目する作風が高く評価され、〝絵地図の第一人者〟と称される。散歩の達人でもあり、講師を務めるカルチャースクールの「まち歩き講座」は、常にキャンセル待ちの人気講座。散歩中に撮りためた写真が、まちの思わぬ魅力を引き出していると評判を呼んだことから今回、「お散歩写真」のスペシャリストとして本書を執筆。著書にiPhoneのアプリにもなった『絵地図師・美江さんの東京下町散歩』『続 絵地図師・美江さんの東京下町散歩』(新宿書房)など。座右の銘は「真面目に不良」。

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