芸術がいま地球にできること
平山郁夫対談集
著名文化人18人と、世界の未来の日本の役割を語り尽くす
日本画壇の巨匠でユネスコ親善大使の平山郁夫、文化財保護と世界平和をテーマに地球を東奔西走。著名文化人18人との対話からは、芸術と文化こそ、行き詰まる国際問題を打開する切り札であり、日本の国際貢献の最重要テーマだという提言がつむがれる。2007年9月に東京国立近代美術館で大規模な「平山郁夫展」が開催されたのを機に刊行。
- 対談者
阿川佐和子/梅原猛/江崎玲於奈/小和田恒/加藤周一/河合隼雄/ドナルド・キーン/木村尚三郎/小宮悦子/司馬遼太郎/深田祐介/三笠宮崇仁/宮崎緑/村上三島/余秋雨/渡辺淳一/王毅/王敏
【プロフィール】
平山郁夫(ひらやま・いくお)
日本画家。1930年、広島生まれ
東京美術学校日本画科卒業。1952年、美術学校卒業と同時に東京芸術大学に奉職、平成7年(1995)学長で退官。2001年から2005年まで、再度東京芸術大学長をつとめる。1953年、「家路」で院展初入選。1964年、日本美術院同人に。現在日本美術院理事長 1998年、文化勲章を受章。
ほかに、ユネスコ親善大使・世界遺産担当特別顧問、東京国立博物館特任館長、文化財赤十字活動を提唱する文化財保護・芸術研究助成財団の理事長などをつとめた。
平成21年12月2日永眠(満79歳)。