アフガンからの風
長島義明・写真 / 文
これがアフガニスタン本来の姿だ!
まぶしいほどの美しさをたたえた自然、
多民族がともに生き生きと暮らす大地、
人類の貴重な遺産がねむる「文明の十字路」…
世界中を駆けめぐってきた写真家が、
こよなく愛すいのちの風光。
大国による侵略、内戦、空爆、テロ……
戦争以前の平和な時代に撮り下ろされた秘蔵写真を集大成。
本書には戦争やテロの写真は一枚もない。
まぶしいほどの美しさをたたえた自然。
そこに平穏に暮らす人びとの
生き生きとした姿を見てほしい。
人は利害の異なるもの同士でも、
協力しあいながら問題を解決していくという智慧をもっている。
戦争という暴力はもっとも愚かな行為だ。
その凶行が破壊し奪い去っていくものな何か。
平和に生きていくことの素晴らしさを
アフガニスタンの人びと、大地は教えてくれる。(本書カバーより)
掲載情報
産経新聞 大阪版 2008年12月14日
毎日新聞 大阪版 2008年12月18日
大阪日々新聞 2008年12月18日
【プロフィール】
長島義明(ながしま よしあき)
1942年大阪生まれ。1966年より現在まで、100ヵ国に及ぶ世界各地の撮影を続けている。1985年アメリカ芸術雑誌協会最優秀賞受賞。1987年文化庁芸術家在外研修員として渡仏。1993年カストロ議長を撮影後、キューバ政府の招待を受け各地を巡る。 1995年より写真展「阪神大震災」を神戸、大阪、東京、ニューヨーク等で開催。 2000年及び2005年に中国政府主催「世界の写真家が撮影する北京」展に招待作家として参加する。 2003年に写真展『38度線を越えてー北朝鮮』開催。 2005年に国連60周年記念・国際平和映画祭特別招待作家として参加、講演を行う。 2001年より「平和だった頃のアフガニスタン」展開催、現在まで全国30ヵ所に及ぶ。 主な著書に『ONE WORLD ON PEOPLE』『ONE WORLD ONE CHILD』(ARCインターナショナル、日米同時刊行)、『ヨーロッパの城』(山と渓谷社)などがある。