高田宏(たかだ・ひろし)
1932年、京都市生まれ。石川県育ち。京都大学文学部仏文科卒業。光文社、アジア経済研究所で雑誌編集に携わり、エッソ石油広報室編集長として「エナジー」「エナジー対話」を刊行、起業PRのイメージを一新する。1978年、国語学者で『言海』の著者・大槻文彦の生涯を描いた『言葉の海へ』(新潮社)で大佛次郎賞、亀井勝一郎賞を受賞。1984年より文筆専業になり、1990年に『木に会う』(同上)で読売文学賞[随筆・紀行賞]を受賞。その他の著書に、『木のことば 森のことば』(筑摩書房)、『猪谷六合雄』(平凡社ライブラリー)、『島へ』(小学館)、『こころの詩 たましいの歌』(徳間書店)、『森物語』(共著、世界文化社)、『雪 古九谷』(光文社)、『雪日本 心日本』(中央公論社)、『島焼け』(新潮社)など多数ある。